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「感覚がだいじ」というのはよくいわれる信条である。かのスティーブ・ジョブズもいっていた。
しかしながら、ことお金に限っていうとこの信条は失敗するケースが多い。なぜかというと、お金というのは基本的に道具であるが、同時に虚構でもある。お金は、みんなが「このお金を使ってものを交換できる」という虚構を信じていて、初めて成り立つ制度だ。
そのためお金は、そもそも人を騙しやすいようにできている。おかで、直感に従ってしまうと、かえって虚構に深くハマってしまうのだ。
例えば、お金は単なる道具であるにもかかわらず、人はそれに振り回されやすい。一方、フライパンも道具の一種だが「フライパンに振り回される人」というのはあまり聞いたことがない。しかし、「お金に振り回される人」というのはよく聞く。同じ道具なのに、両者には雲泥の差がある。
ではなぜ差が生まれるかというと、もちろん機能が違うからというのが大きいのだが、た
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