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お金の話:第22回「正しさこそが最も重要である」(1,665字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 84ヶ月前
ここまで「お金の話」をずっとしてきたが、それは詰まるところ「生きるセンスの話」だといえる。生きるセンスがあれば、お金とのつき合い方は上手くなるし、生きるセンスがないと、お金とのつき合い方も下手になる。たとえ真面目で優秀な人でも、お金で成功する人と失敗する人とに分かれる。昔、よく借金の保証人になっ...
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お金の話:第21回「表層と本質を見極める方法」(1,962字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 84ヶ月前
この世の摂理の一つが、短期的な利益と長期的な利益とが相反する、ということだ。そして、短期的な利益は「表層」的なことが多く、長期的な利益は「本質」的なことが多い。そのため、この表層と本質とを見極めることができれば、長期的な利益を選択でき、結果として大きな利益を獲得できる。短期的な利益に振り回されず...
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お金の話:第20回「合理性はどこまで突き詰めればいいのか?」(1,753字)
コメ2 ハックルベリーに会いに行く 85ヶ月前
金銭感覚を得るためには、「合理性」を身につける必要がある。人間は、そもそも不合理な生き物だ。その特性を理解した上で、なるべく合理的に生きようとすることこそ、合理性を身につけるコツだ。それが、金銭感覚を身につけることにもつながる。また同時に、上手に生きることにもつながるのだ。では、合理性とは何か?...
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お金の話:第19回「友だちを失うと金銭感覚がどのように研ぎ澄まされていくのか?」(1,784字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 85ヶ月前
昔から、友だちの多い人には貧乏人が多い。その逆に、お金持ちには友だちが少ない。映画などでもそのような造形でキャラクターが描かれることが多いが、これは必ずしも先入観ばかりというわけではなく、実際にそういうところがあるだろう。実在の大金持ちでも、孤独な人間というのは少なくない。ジャン・ゲティというア...
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お金の話:第18回「友だちとお金の関係」(1,787字)
コメ2 ハックルベリーに会いに行く 85ヶ月前
お金と上手につき合うためには、一定の金銭感覚が必要だ。そして、その金銭感覚にとって一番の弊害となるのは「友だち」である。実は、お金と友だちはトレードオフの関係にある。お金が増えれば友だちが減るし、お金が減れば友だちは増える。植木等の有名な「だまって俺について来い」は、このような歌詞から始まる。ぜ...
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お金の話:第17回「なぜ友だちの価値は下がったのか?」(2,285字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 85ヶ月前
金銭感覚を研ぎ澄ますためには、美的感覚を取り戻す必要がある。なぜなら、お金にはある一定の「無駄遣い」というものが必要なのだが、その無駄遣いにもいい無駄遣いと悪い無駄遣いとがあって、両者を見分けるには美的感覚が欠かせないからである。美的感覚があれば、無駄遣いの良し悪しを見分けることができ、結果的に...
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お金の話:第16回「ストレスを減らす」(1,862字)
コメ2 ハックルベリーに会いに行く 85ヶ月前
お金というのは、投資だけではなくときには消費が必要になりもする。要はバランスがだいじなのだ。では、そのバランスはどうやって見極めるのか?あるいは、バランス感覚はどうやって養うのか?それは、一にも二にも美的感覚にかかっている。美的感覚さえ研ぎ澄ませていれば、バランスは的確につかめるようになる。では...
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お金の話:第15回「勘を鍛える」(1,704字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 86ヶ月前
お金というのは、投資と消費をバランス良くしていく必要がある。なぜかというと、最初は消費に見えたものが、将来的に投資に化け、それがむしろ投資以上に自分を助けてくれることがあるからだ。そのときは無駄に思えても、後で生きてくることというのがよくある。例えば失恋などは、そのときは全くの無駄というか、人生...
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お金の話:第14回「過去のお金を今にどう活かすか」(1,997字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 86ヶ月前
ところで、ぼくはお金の収支のデータを詳細に見たことがない。いわゆる家計簿というものをつけたことがないのだ。会社ではさすがに収支を記録しているが、それでもその仕事は他の人に任せ、ぼくは数字をざっとしか見ない。それは、面倒くさいからということもあるが、そうすることが必要とも思っているからだ。そうする...
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お金の話:第13回「質が良くなるということ」(1,853字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 86ヶ月前
お金のことを知るには、お金の「使い方」に習熟する必要がある。お金の使い方の基本は「投資」である。投資こそが、最も良いお金の使い方だ。では、「投資」とは何か?それは、明るい未来のためにお金を使うことである。では、「明るい未来」とは何か?それは、「質が良くなる」ということである。けっして「量が多くな...
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お金の話:第12回「明るい未来とは何か?」(1,659字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 86ヶ月前
「投資」というのは、人々を幸せにするためにする。それが人々を幸せにすれば、やがてお金はお金を生み、より増えて還ってくる。では、人間にとって「幸せ」とは何か?それは、明るい未来予測がなされていることである。将来に対して希望が持てるときである。そのため、投資は「明るい未来」に対してなすと上手くいく。...
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お金の話:第11回「幸せとは何か?」(1,815字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 87ヶ月前
投資とは、お金を増やすためにするのではなく、人々の幸せを増やすためにする。そのことが、結果的にお金を増やし、持続可能になる――ということこそ「投資」である。そのため、投資をするには「人々の幸せとは何か」を知る必要がある。ところが、これについて知っている人は意外に少ない。というより、ほとんどいない。...
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お金の話:第10回「お金を使う人の価値が高まった」(1,992字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 87ヶ月前
お金というのは、さまざまな理由により価値が薄まってきた。インターネットをはじめとして、お金に代替するものがたくさん出てきたので、お金がなくとも世の中が回るようになってきたからだ。そうした中で、お金が余るようになってきた。今、銀行にはたくさんのお金が使われないまま眠っている。銀行家は、それへの使い...
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お金の話:第9回「お金の価値が薄まってきた」(1,665字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 87ヶ月前
お金というのはそもそもどうして生まれたのだろう?根本は、社会の協力関係を促進するためである。あるいは役割分担を促進するためだ。人間は、協力関係・役割分担が促進すれば生産性が上がる。一人で全てをするよりも、多くの人がそれぞれ別のことを分担しながらやった方が効率がいいからだ。例をいうと、例えば漁師を...
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お金の話:第8回「購買につきまとう責任」(1,540字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 87ヶ月前
みなさんは、自分が気に入っていた商品やサービスがいつの間にかなくなっていた――という経験はないだろうか?この世の中には、たとえ自分が心から欲しているすぐれた商品やサービスであっても、なんらかの事情でなくなってしまうというのはよくあることだ。例えば、ぼくの好きな商品にセブンイレブンのキウイ入りヨーグ...
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お金の話:第7回「過去思考ではなく未来志向」(1,696字)
コメ1 ハックルベリーに会いに行く 88ヶ月前
お金を稼ぐというのは、社会的にどのような意味があるのか?お金を稼ぐというのは、多くの人は「結果」だと思っている。働いたことの報酬だ。つまり過去に向かって思考している。しかし、この過去に向かう思考はあまり良くない。なぜかというと、そういうふうに働いた結果ならば、論理的に「何に使ってもいい」というこ...
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お金の話:第6回「お金の魔力とは何か?」(1,649字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 88ヶ月前
「感覚がだいじ」というのはよくいわれる信条である。かのスティーブ・ジョブズもいっていた。しかしながら、ことお金に限っていうとこの信条は失敗するケースが多い。なぜかというと、お金というのは基本的に道具であるが、同時に虚構でもある。お金は、みんなが「このお金を使ってものを交換できる」という虚構を信じ...
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お金の話:第5回「ギャンブル依存から抜け出す方法」(1,921字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 88ヶ月前
今回は、ぼくがギャンブルから抜け出した方法について書きたい。ぼくは、若い頃にギャンブルにハマって大金を失ってしまったが、最後は比較的簡単に抜け出せた。お金が底をつくと、借金をしてまでギャンブルを続けようとは思わなかった。なぜ抜け出せたのか?それは、ぼくがギャンブルをしている間も、ずっと「ギャンブ...
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お金の話:第4回「ぼくとギャンブルの微妙な関係」(2,097字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 89ヶ月前
ぼくは、ギャンブルで大きなお金を失った。ただし、これは必ずしも浪費のような「失敗」ではなかった。なぜなら、ギャンブルからさまざまなことを学べたからだ。それは文字通り「勉強代」だった。ギャンブルをしていなければ、今ほど多くのことを知っていなかっただろう。単に「失敗を学んだ」というだけではなく、最も...
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お金の話:第3回「得をした投資」(1,796字)
コメ2 ハックルベリーに会いに行く 89ヶ月前
若い頃、ぼくはそれなりにお金を稼いでいたのだが、その後すぐに貧乏になった。年収1000万円から年収100万円まで、ほんの3年ほどで転落した。その年収100万円になったとき、貯金は全く残っていなかった。それどころか、この間には人間的あるいは能力的な成長も果たせていなかったので、仕事にも行き詰まった。つまり、10...
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お金の話:第2回「若い頃、お金に失敗した話」(1,877字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 89ヶ月前
お金には生き金と死に金がある。上手く使えたお金は生き金で、下手に使ったお金は死に金だ。ぼくは、20代の後半に一度だけ年収1000万円を越えたのだが、その後急速に下降するということを経験した。1000万円の数年後がわずが95万円だったので、10分の1に激減したのだ。年収が95万円でなんとか暮らしていたから、年収が10...
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お金の話:第1回「最も費用対効果の高い娯楽」(1,907字)
コメ2 ハックルベリーに会いに行く 89ヶ月前
今回からお金の話をしたい。お金の使い方にも、上手い下手がある。そしてどうやら、ぼくはお金の使い方が上手いらしい。だから、そこには何らかのノウハウがあるのではないかと思う。「思う」というのは、ぼく自身も、自分の能力について、十分な分析や検討ができていないからだ。そこでここでは、そういうものについて...