• このエントリーをはてなブックマークに追加
お金の話:第19回「友だちを失うと金銭感覚がどのように研ぎ澄まされていくのか?」(1,784字)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

お金の話:第19回「友だちを失うと金銭感覚がどのように研ぎ澄まされていくのか?」(1,784字)

2017-11-21 06:00
    昔から、友だちの多い人には貧乏人が多い。その逆に、お金持ちには友だちが少ない。映画などでもそのような造形でキャラクターが描かれることが多いが、これは必ずしも先入観ばかりというわけではなく、実際にそういうところがあるだろう。実在の大金持ちでも、孤独な人間というのは少なくない。

    ジャン・ゲティというアメリカの大富豪がいる。彼は20世紀に石油王として巨万の富を築いたが、同時に孤独な人間としても知られていた。
    それを端的にあらわす、ある有名なエピソードがある。それは、彼の孫が身代金目的で誘拐されたときのことだ。

    ゲティは、そこで身代金の支払いを拒むのである。なぜかというと、もし身代金を払ったならば、それが前例となって、他の孫も誘拐される可能性が高まる。そうさせるわけにはいかないから、支払いを拒んだのだ。

    ぼくは、このゲティの行動原理はよく分かる。彼は、あくまでも合理的に、最善を尽くそうとしてそういう行動を
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。