ハックルベリーに会いに行く
なぜ勉強するのか?:その27(1,751字)
言葉というのは、そもそもはコミュニケーションの道具でしたが、それが発展する過程で脳にフィードバックするようになり、思考の道具としても機能するようになりました。人は、言葉を使って考えると、それまでよりものごとを論理的に、また深く考えられるようになったのです。
その結果、人類の知能は発達しました。人間は、脳のスペック自体は変わらないのに、その使い方を変えただけで、知能が上がったのです。
その意味では、「言葉が人間の知能を上げた」ということができるでしょう。コンピューターにたとえれば、脳はハードで言葉はOSです。そのOSが進化することによって、人間の脳はよりすぐれた使い方ができるようになったのです。
そういうふうに、言葉を使って知能を上げることで、人間は稲作というものを発明しました。その結果、集団生活を営むようになったのですが、今度はそれを成立させるための法律を作るようにもなりました。
すると、
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