ハックルベリーに会いに行く
70年代について考える:その2(1,886字)
我々は今、2010年代に生きている。ただ、10年代ももう終わりを迎えようとしている。
では、20年代はどのような時代になるのか?
現時点で分かっているのは、人口が減りゆく社会。社会がどんどん縮小していく時代になる、ということだ。
そんなふうに社会が縮小していくのは、ちょうど70年代の鏡像のようにも見える。70年代は、暗い中で始まった。しかし、人口は増え続けた。そのおかげか、80年代が近づくに連れ、明るくなった。
では、一体どのように明るくなったのか?
今にして思えば、70年代の人口が増えていた時期は、人口が増えることの息苦しさ、住宅が足りなかったり、食料が足りなかったり、満員電車だったり、というのはあったが、一方では活気もあった。物が飛ぶように売れたし、祭りになると人混みでごった返したりした。移動も盛んだし、何よりエンタメコンテンツが元気だった。
そういうふうに、暗さと明るさが拮抗し、やが
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