ハックルベリーに会いに行く
なぜ勉強するのか?:その40(1,644字)
20世紀の後半、科学の目覚ましい進歩によって社会はどんどんと変化・進化していきました。しかしその過程で、一つの弊害が生じました。それは、科学の「タコツボ化」と呼ばれる現象が生じたのです。
タコというのは、ツボを置いておくとその中にすっぽりと収まります。そのため、たくさんのツボを並べると、狭い場所にたくさんのタコが収まるようになるのです。
タコは、ツボにすっぽりと収まるので、お互いに干渉しません。そうしてたくさんのタコが収まるようになるのですが、その一方でタコ自身は、周囲が全く見えなくなります。
科学の研究も、これと同じような現象が起きました。科学者はたくさん生まれたのですが、その多くが研究室にすっぽりと収まってしまいました。そこで他人に干渉されることなく研究に没頭したため、周囲が見えなくなってしまい、研究が先鋭化して周りとの調和が取れなくなったのです。結果、そこでの研究は社会の役にまるで立
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。
コメント
コメントを書く現代では一般的には移動や光熱費に原子力や火力発電を使い、
温暖化や大気汚染も課題になっています。
この言説は過激ですが、他人と関わっていれば助かるという根拠のなさもあります。
他人を蔑ろにするわけではありませんが、過度の競争や意地の張り合いは避けたいです。