ハックルベリーに会いに行く
明日のライティング術:第12回(1,563字)
クイズの出題パターンの三つ目は、「概念の組み立て(分解)」である。
例えば、「牛、鬼、カタツムリの三つに共通するものは何?」というクイズが出たとする。すると、この三つの特徴を思い浮かべ、その共通項を探さなければならない。
このとき、回答者にはとても高度な思考が要求される。それは「概念の分解」だ。
この問題を解くとき、まずは三つの動物の特徴を思い浮かべなければならない。それをしてからでないと、共通するものは見つけられない。
そこで、例えば「牛の特徴」から考えてみる。「牛の特徴」とは、牛という存在を構成する概念的な要素のことだ。別のいい方をすると、牛という概念を分解したもののことである。簡単いうと、それを聞くと牛を思い浮かべるもの、のことだ。
つまり、「概念を分解する」というのは、連想ゲームを逆にするようなものだ。「連想ゲーム」とは、複数の特徴によって組み立てられたものを推理するゲームだが、「
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