• このエントリーをはてなブックマークに追加
ラグビー競技に潜む「精神性」という盲点(1,885字)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

ラグビー競技に潜む「精神性」という盲点(1,885字)

2019-06-07 06:00
  • 1
Uはぼくに殺人タックルを仕掛けてきた。それは、ラグビー部のレギュラーがするに相応しい、きわめて姿勢の低い、速く鋭いものだった。

しかしぼくは、その瞬間を待っていた。ラグビー部のレギュラーが、低いタックルをするのは分かっていた。だから、ぼくはその上をジャンプして飛び越えてやろうと思ったのである。

ぼくは、以前からそれを狙っていた。
ラグビーのタックルというのは、低ければ低いほど効果がある。だからラガーマンは、ラグビーに習熟すれば習熟するほど、そのタックルを低くするようになる。

しかしタックルというのは、低くなればなるほど、逆に飛び越えるのも簡単になる。その上方に、ぽっかりの抜け道が開くのだ。
しかし全てのラガーマンは、その上方の抜け道を考慮していなかった。なぜか?
それは、全てのラガーマンが、「タックルをジャンプして避けない」という不文律を守っていたからだ。だから、タックルを仕掛ける方には、そういうこと
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
ニコニコポイントで購入

続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

入会して購読

この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント コメントを書く

面白すぎます!

No.1 59ヶ月前
コメントを書く
コメントをするにはログインして下さい。