ハックルベリーに会いに行く
現代において「ビジョン」はどう描けばいいのか?:その2(1,592字)
ビジョンというのは、おそらくいつもぼくの胸の中には既にある。問題なのは、それが無意識に沈潜し、顕在化していないことだ。「こうすればいいのに」ということが全然具体化していない。あるのは何となく落ち着かない、もやもやとした気持ちだけである。
多くの人にとって「ビジョンの元」となる「今の世の中に対する不満」は、確かにある。
例えばぼくは、今の子供たちが不憫でならない。それは間違った教育を受けているからだ。
そのため、
「間違った教育を撤廃し、新しい教育に順次置き換えていく。そうして子供たちを幸せにする」
というビジョンは持っている。
しかしながら、このビジョンの実現が難しいのは、多くの人がそれに同意してくれないことだ。「今の教育は間違っている」といくら噛み砕いて説明しても、実感値として7割以上の人がそのことにピンと来ていない。たいていぽかんとしながら「そんな間違ってるかな?」となる。
それは、第
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