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ナウル共和国について考える(1,720字)
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ナウル共和国について考える(1,720字)

2020-02-03 06:00
    ナウル共和国(以下ナウル)という国をご存じだろうか? ぼくは恥ずかしながら、この記事を読むまで知らなかった。


    読んでもらうと分かるのだが、この国のありようは非常に考えさせられる。
    もともとオーストラリアとハワイの中間くらいに浮かぶ絶海の孤島で、原住民が漁業や農業をしながら暮らしていた。ところが、大航海時代にヨーロッパ人に発見され、植民地化された。また、その過程でリン鉱脈が発見され、ヨーロッパ人がこれを開発した。

    リンは農業の肥料として使う。リンがあると農作物が豊かに育つため、とても貴重なのだ。そして、ナウルには大量のそれがあった。おかげでヨーロッパ人は歓喜雀躍し、商品として持ち出すようになったのだ。

    なぜナウルに大量のリンがあったかというと、もともと海を渡る鳥たちの中継地(休息地)だったからだ。たくさんの渡り鳥が何万年にもわたって飛来しており、彼らが大
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