「モテドク」とは、「自分はモテなければならない」という「ドクトリン」の略だ。「ドクトリン」とは宗教の「教え」のことである。教理のことだ。「その考えに基づいて行動する」という指針のことである。

つまりモテドクは、「自分はモテるために生きている」「モテることこそが至上の価値である」というある種の宗教的な生き方、考え方のことを指す。あるいは、そういう考えを持った人のことを指す。

ちなみに、モテドクは今のところ男性しか観測されていない。よって、ここでは特に断ることなく男性について話す。

「モテドク」はしかし、出発点に大きな矛盾を抱えている。それは、「モテたい」という思考そのものが、「モテない」という状態につながってしまうということだ。
考えてみてほしい、「モテるために生きている」という男性は、相当気持ち悪い。同じ男性としても気持ち悪いが、女性からするともっと気持ち悪いだろう。

だから、モテドクは「