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我々は、深層心理では戦争をしたい。しかし表層心理では、戦争をしたくない。そういう引き裂かれた状況にある。
その引き裂かれは、1945年を境に大きくなったが、それ以前からもあることはあった。「戦争が悪」というのは、1945年に決定づけられた価値観ではあるものの、それ以前も「長く続くことは好ましくない」とされていた。
実際、徳川家康は戦争を嫌っていた。そのため、彼の治世では「戦争が起きない世の中(天下太平」)が目指された。おかげで、江戸時代の260年間は戦争が起きなかったのだ。
今の日本も、75年間戦争が起きていない。戦争が起きていないと、平和に感謝する気持ちもありつつ、なんともいえないモヤモヤも生じる。心に鬱屈が溜まってくる。やり場のない暴力衝動が鬱積してくる。そして、それをなんとか解消したいという欲求が自然と沸き起こる。
ゲームは、おそらくそういう狭間に生まれた社会的ソリューションだ。面白
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