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「正解はない」という言葉が便利に使われるようになって久しい。
「子育てに正解はない」
「芸術に正解はない」
「プログラミングに正解はない」
最近では「科学に正解はない」という言葉ですら普通に受け入れられている。逆に、この言葉が当てはまらないのは「数学」と「テスト」くらいなものだろうか。
しかしぼくは、以前からこの言葉が好きではない。「考え方は人それぞれ」という言葉も然りだが、こういう言葉を使っている人は必ずといっていいほどポテンシャルが低く、社会に何の貢献も果たしていない。
いや、それどころか非常に見えにくくはあるものの、「社会を停滞させている」という意味で大きな害悪さえ与えているのではないかと考えるようになった。
なぜかというと、みんなこの言葉に抵抗できないからである。抵抗できないからこそ、能力がない人間の言い分けに便利に使われるのだ。結果として、彼らが失敗の責任を取る必要がなくなり、悪
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コメント
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突然の新連載開始!これは期待せざるを得ないです。
困った時に使ってしまっていた自分がいるような気がするので
今後注意しようと思います。
岩崎夏海(著者)
>>1
実はぼくも講演とか気を遣う場面だとつい使ってしまいます! やはり人に気を遣うのは悪ですね。