• このエントリーをはてなブックマークに追加
マンガの80年代から90年代までを概観する:その7(2,182字)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

マンガの80年代から90年代までを概観する:その7(2,182字)

2021-05-20 06:00
  • 2
マンガは、実は読者の「身体感覚」に訴えかけるものだ。

昭和の中頃、『新宝島』を見た当時の子供たちは、なぜ画面を見て「車が本当に走っている!」と感じたのか?
それは、マンガが読者の身体感覚を刺激したからだ。それは一種の「バーチャルリアリティ」だった。

マンガにはもともと、「聞こえないはずの声が聞こえる」というバーチャルリアリティ的側面がある。これと同じように、動いていないはずの身体が動いているように感じる――というバーチャルリアリティもあるのだ。

そう考えると、マンガの歴史を代表する名作は必ずと言っていいほど身体感覚に訴えかけてくる「動くマンガ」ばかりだ。
『新宝島』『鉄腕アトム』『巨人の星』『あしたのジョー』『アタックNo.1』『エースをねらえ!』。どれも動く。『童夢』や『AKIRA』もよく動いた。『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』も身体感覚に訴えかけた。

それは、岡崎京子や松本大洋のよ
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
ニコニコポイントで購入

続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

入会して購読

この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント コメントを書く

宮崎駿さんもそのような事を仰っていましたね!

No.1 42ヶ月前
userPhoto 岩崎夏海(著者)

>>1
それは知りませんでした!

No.2 42ヶ月前
コメントを書く
コメントをするにはログインして下さい。