閉じる
閉じる
×
「安全な危険」や「好奇心」は、好きなものを探す上で重要な「鍵」となる。
なぜかというと、ほとんど全ての人が「安全な危険」や「好奇心」を子供時代に抑圧されているからだ。そして、抑圧が強い人ほど好きなものを見つけにくくなっている。その逆に、抑圧の弱い人は見つけやすい。
この「抑圧の強弱」は、多くの場合近くにいた大人――特に母親の態度によって決まる。母親が感情的な人間だった場合、まだ抑圧が弱くてすむ。なぜかというと、人間は本能的に「感情的な人間には従わなくていい」という観念を持っているので、親が感情的であればあるほど従わなくなり、従って抑圧も効かなくなるからだ。
逆に、親が「非感情的な人間」だった場合は、抑圧が強くなる。親の支配下に置かれる可能性が高くなって、「安全な危険」や「好奇心」を親から禁止されると、唯々諾々と従うのはもちろんのこと、ひどいときには自ら率先して禁止するようにすらなる。
こう
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
コメント
コメントを書く
幼稚園児ぐらいまで、泥団子をいかにして球体に近づけるかという遊びをやっていました。
岩崎夏海(著者)
>>1
泥には絶対的に触れておいた方がいいですね。人と土とはとても深い関係にあります。