人間は「失敗を前提とした生き物」だ。
但し、失敗したままでは生きていけないので、「レジリエンスを前提とした生き物」でもある。人は、レジリエンスがないと生きていけない。また、レジリエンスの多寡によって、人生の質も大きく違ってくる。

では、レジリエンスはどうやって身につけたらいいのか?
それは、以下の3つの能力を育むことによってである。

1.失敗を最小限でとどめること
2.失敗を活かせる客観性を持つこと
3.もう一度チャレンジする気力を発揮すること

今回は、このうちの2「失敗を活かせる客観性を持つこと」について見ていきたい。


「失敗を活かせない人」というのは、「同じ失敗をくり返す人」という意味だ。そして同じ失敗をくり返す人は、やがてその失敗に身を滅ぼされるので、レジリエンスがないといえる。

そのため、失敗は必ず「活かされなければならない」のだが、それを為すためには自分の失敗を俯瞰で見る「客観性