ハックルベリーに会いに行く
フェミサイドというけれど(1,524字)
ぼくは1968年の生まれで今53歳だけれども、この世代でも「男」というのはかなり生きづらかったし、嫌な目も散々見てきた。なぜなら、とにかく恋愛市場が女性に圧倒的有利で、辛酸をなめ続けたからだ。逆に、「男らしさ」を強要されたことなど一度もない。だから、「男も男という役割を降りて良い」などとフェミニストが言うのは、いつもとんちんかんに感じている。
しかしながら、公平に見るならば、女性だって恋愛以外では特有の不利さはあっただろう。だから、そういうことはいちいち言ってもしょうがいないと思っている。そのため、ぼくはことさら「男性の恋愛における立場を向上させたい」とも思わなかった。
それよりも、今の状況で自分が勝てる要素を探し、そこを磨くしかないと思った。ぼくは、いろいろ小器用にできるから散々遠回りはしてきたけれど、最終的には「情報の正誤を判断する能力」なら誰にも負けないということが段々と分かってきた
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