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トヨタ生産方式について考える:その11(1,772字)
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トヨタ生産方式について考える:その11(1,772字)

2022-03-04 06:00
    トヨタ生産方式の定義を一言で説明するのは難しい。なぜなら、重要なポイントがいくつかあるからだ。そのうちの一つが「平準化」である。平準化とは、「作業の流れを作る」という意味だ。作業の基本を策定し、それに則って作れば誰でもできるような方式に落とし込むことである。

    「作業の流れを作る」というのは、作業の構造を徹底的に読み解いた上で、それを誰でも行えるように再構成しなければならない。その再構成する際に、工夫を凝らし、可能な限りムダムラムリを排除していく。それでも、排除しきれないムダムラムリは残るから、この改善に終わりはない。

    この平準化こそ、トヨタ生産方式の肝といえるかもしれない。トヨタでは、これを工場の作業責任者が行う。ベテランの職工がまず、工程表を作るのだ。

    そこで重要なのは、作業を徹底的に噛み砕き、新人でも無理なくできる工程に落とし込むことである。これを果たすには、工程表を作る人間が作業を十
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