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これも実に多くの人が勘違いしていることだが、「話」というのは上手く話すと伝わらない。逆に、下手に話すと伝わる。
これは、アメリカ建国時に政治家として活躍し、同時に雷が電気であることを証明した科学者でもあるフランクリンが発見したことである。彼はその著書『フランクリン自伝』の中で、若いときは上手く話せないことがコンプレックスだった――と述べている。今でいうなら「コミュ障」だった。
だから、一生懸命「話し方のテクニック」を学んだ。つっかえずに話そうとしたり、要点をまとめようとしたりした。
ところが、そうした努力をすればするほど、かえって話が伝わらなくなった。最終的には、誰からもまともに話しを聞いてもらえなくなったという。
そこで、仕方なく開き直り、つっかえても良いからと自分の話し方で話すようになった。話題も変にまとめず話すようにした。
そうしたところ、驚いたことにほとんどの人がちゃんと聞いてくれ
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