ハックルベリーに会いに行く
生きるとは何か?:その25(1,554字)
野蛮人として生きるにはどうすればいいか?
若い頃、野蛮人としての生き方を完全に見失っていたぼくは、どうやってそれを取り戻したのか?
離婚をした頃――20代後半のぼくは、心がボロボロだった。しかし、それ以前に生き方が全くなっていなかった。そのことに、当時はなかなか気づけなかった。それで、ずるずると坂を転げるように落ちぶれていった。最終的に2度自殺未遂をし、そこでようやく転落が終わった。
そこから人生が上向き始めたのだが、さすがに2度も自殺未遂をすると、間違っているのは必ずしも世の中ばかりではなく、自分の方にも責任があるのではないかと思うようになっていた。
その頃ぼくは、麻雀に熱中していた。というより、中毒だった。
なぜかというと、麻雀をしている間だけ、この世の憂さを忘れることができたからだ。孤独を癒すことができた。ぼくは、友だちがいなくても孤独と思ったことはないが、妻と子供がいない状態は、こ
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。