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野蛮人として生きるにはどうすればいいか?
若い頃、野蛮人としての生き方を完全に見失っていたぼくは、どうやってそれを取り戻したのか?
離婚をした頃――20代後半のぼくは、心がボロボロだった。しかし、それ以前に生き方が全くなっていなかった。そのことに、当時はなかなか気づけなかった。それで、ずるずると坂を転げるように落ちぶれていった。最終的に2度自殺未遂をし、そこでようやく転落が終わった。
そこから人生が上向き始めたのだが、さすがに2度も自殺未遂をすると、間違っているのは必ずしも世の中ばかりではなく、自分の方にも責任があるのではないかと思うようになっていた。
その頃ぼくは、麻雀に熱中していた。というより、中毒だった。
なぜかというと、麻雀をしている間だけ、この世の憂さを忘れることができたからだ。孤独を癒すことができた。ぼくは、友だちがいなくても孤独と思ったことはないが、妻と子供がいない状態は、こ
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