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人間は宝石に無条件で根源的な美を感じる。だから、たとえばダイヤモンドに魅力を感じない人というのは、逆に狂っている。
現代人は後天的に「ダイヤモンドに魅力を感じるのは『はしたない』」と教わる。その教えが強すぎて、ダイヤモンドに魅力を感じられなくなっている人がいるのだ。その意味で、変な宗教にハマっているのと同じだ。端的に言って洗脳されている。
だから、ダイヤモンドを美しいと思えない人は、その洗脳を解いた方が、これからの時代は生きやすくなるだろう。もちろん、宝石の魔力に魅入られて、それで頭をおかしくしてしまう人もいるので感じすぎるのも良くないが、しかし美術館へ行って名画を楽しむくらいには、ダイヤモンドにも魅力を感じておいた方が無難である。
美術品と宝石というのは、その魅力の本質が同じである。もちろん、人間が作った美術品の方が、宝石を模しているのだ。
単純化していうと、人間には「美的感覚」がある。
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