今回で2022年最後の記事となる。来週はお休みをいただき、再開は2023年1月9日からとなります。

今年がぼくにとって良い年だったかというと、必ずしもそうとはいえない。というのも、ぼくの中にさまざまな恨みが澱のように溜まって、そのことが解消できず、ぼくを苦しめているからだ。

何が恨みかといえば、ぼく自身の面白いと思うものが、世間のほとんどの人に理解されないことだ。ぼくの見識が、世間の多くの人と乖離してしまった。その結果、ぼくの孤独は一段と加速した。これは、ぼくの「表現」というものに対しても少なからずの影響を与えている。有り体にいって、表現することに空しさがつきまとうようになったのだ。

ただ、ぼくはこれまでそうした経験がないわけではない。というより、ぼくの人生はだいたいにおいてそういう感じだった。ぼくの言うことはだいたいにおいて他者に理解してもらえない。それでぼくは艱難辛苦し、その結果思考が