ハックルベリーに会いに行く
令和日本経済の行方:その36(1,648字)
令和日本には新しい建築・移動・教育が求められている。それが開発されないことには、経済の伸張も覚束ないだろう。
そもそも日本は人口が減少し続けているので、閉塞感が著しい。人口減少は100年も経てばやがて収まるだろうが、それまでの時間をどのように乗り切っていくのか、重い課題が突きつけられている。
経済というのは、実は人々の心理に影響されるところが大きい。解放された気分であれば伸びるし、閉塞した気分であれば縮む。「景気がいい」とは、「人々が物を買いたい気持ちになっている」という意味でもある。だから「景気よくいこう」というのは、文字通り「元気を出そう」という意味なのだ。
そして、元気を出すという意味においても建築・移動・教育の新しい発明――イノベーションは重要だ。これらに限らず、近年人々がイノベーションを強く求めるようになったのは、イノベーションが人々を元気にした実例がいくつも生まれたからだろう。
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