ハックルベリーに会いに行く
アーティストとして生きるには:その3(1,533字)
「アーティストとして生きる」とはどういうことか?
ここで結論から先にいうと、それは「新しい価値を見つける」ということだ。これに尽きる。
いうならば、「価値のコロンブス」になるということだ。価値の新大陸を発見するということである。これこそ、アーティスト的な生き方といえよう。
そして、だからこそ典型的なアーティストとなると、やはりレオナルド・ダ・ヴィンチということになる。日本では、葛飾北斎や安藤広重が代表格だ。
現代でいうと、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツもアーティストである。イーロン・マスクも偉大なアーティストだ。
その意味で、ここでいうアーティストは単なる「芸術家」ではない。いい作品を生み出すことより、これまで誰も発見していなかった価値を発見し、なおかつそれを数多くの他者にも共有すること――が重視される。
その点から見ると、例えば葛飾北斎は「風景」というものの新たな価値を発見し、人々に
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