ハックルベリーに会いに行く
アーティストとして生きるには:その7(1,891字)
アートは「(貧困なイメージ1+貧困なイメージ2)×豊かな欲望」である。そして貧困なイメージは、自分の子供時代に求めるのがいいだろう。ぼくは1968年生まれなので、1970年代から1980年代にかけての少年時代に、求めるべき貧困なイメージがある。
おそらく12才から19才までのいわゆる「ティーンエイジャー」の時期にこそ、人は貧困なイメージを豊富に接種できるものと思う。また日本には「中2病」などという言葉もあるが、ちょうど14才のときが、最も貧困なイメージを欲する時期といえよう。
そこで、みなさんも自分の14才を振り返ってみてもらいたい。ぼくの場合は1982年だ。そこでパッと思いついたのが、前回述べた『ハイティーン・ブギ』なのだが、これはまさに1982年に公開されている。
さらに、そこから派生して同じ近藤真彦の『ギンギラギンにさりげなく』も思いついた。これは1981年なので13才のときだが、や
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