ハックルベリーに会いに行く
お金にまつわる思考実験:その31(1,612字)
日本の道は、どういう歴史を辿ってきたのか?
まず江戸時代に街道が整備され、その後明治になって馬車が導入され、舗装が進んだ。日本橋などは江戸時代まで、アーチ型のきつい勾配だったのが、馬車が通るために平らなものに架け直された。そういうふうに、随時質的改良が為されていった。
明治の中頃には人力車も一気に普及した。自動車はまだまだ珍しかったから、この頃は人力車がタクシー代わりだった。
自動車が珍しくなくなったのは大正も半ばを過ぎてからだ。大正は1912年から1926年までだ。アメリカでT型フォードの革命が起こるのが1910年頃で、第一次世界大戦の好景気が始まるのが1916年頃、つまり大正5年頃だ。その後、大正年間はずっと好景気だった。この間、自動車は日本でも徐々に普及する。ただし、もちろん高価だったので、乗るのは一部の特権階級に限られていた。
昭和に入ると商用車も普及し始める。しかし当初は東京の道
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