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2020年代は「偽物の個人時代」だ。そのことを強く伝えたいと思ったので、今回から連載として書いていく。
2020年代を読み解くことは、これからを生きる上できわめて重要になるであろう。今、大きな船が沈みかけている。その船には多くの人が乗っている。いち早く脱出しなければ死んでしまう。しかし実際は脱出が難しいので、多くの人が死ぬことになるだろう。
2020年代になってから、「氷河期世代」の嘆きがネットでますます散見されるようになった。氷河期世代はだいたい1975年から1985年生まれまでをいう。団塊ジュニアとほぼ同義だ。今アラフォーの世代である。
彼らの嘆きのパターンの一つに「40歳になって何者でもなかったことに気づいた」というものがある。そういう嘆きをポエムとして垂れ流している人をネットでよく見る。
これが興味深いのは、その前の世代(新人類)にはそういうふうに嘆く人がいないことだ。新人類までは
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