ハックルベリーに会いに行く
偽物の個人時代:その13(1,683字)
団塊ジュニアは今、急速に自信を失い始めている。きっかけは「子供たち」だ。自分たちの子供世代であるα世代を見て、長年保持してきた強固な自信が揺らぎかけているのだ。
しかしながら、それはまだ表面化していない。つまり、意識できていない。彼らはまだ、意識の上では自信がある。しかし、深層の無意識のところで、自信が微妙に揺らぎ始めているのだ。
なぜかというと、Z世代が社会に出て、α世代が成長するに連れ、言いようのない不安を覚え始めたからである。その不安とは、「自分たちの教育が間違っていたのではないか」という疑念だ。特に、「子供を支持し、応援する」という教育方針に、拭いがたい疑義が生じ始めている。
最近、ネットはもちろんリアルでも、ホワイト化社会に対するバックラッシュが起きている。つまり、ホワイト社会、リベラル社会を否定する、昔ながらの考えを持つ人が増えてきた。特に子供に対して、「もっと厳しく躾けるべき
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