閉じる
閉じる
×
1994年の若者を象徴するものといえば、まずは「ルーズソックス」である。次に「渋谷」であり、「援助交際」だ。「テレクラ」ブームもあった。いわゆる「女子高生ブーム」だった。渋谷の街をルーズソックスの女子高生たちがポケベル片手に闊歩していた。
1994年に17歳ということは1977年生まれである。小学生の頃にバブル社会だったが、中学になってそれが弾けた。そして高校生になる頃から、経済がおかしくなり始める。
この世代は「ポスト団塊ジュニア」とも呼ばれる。団塊ジュニアの少し後に生まれた世代だ。1975年から1981年生まれくらいを指す。
なぜこの世代の子供たちは「絶望」していたのか? それは、バブル崩壊で経済が落ち込んだということ以上に「学校が完全に崩壊していたこと」が大きい。
日本の学校(教育)には、潮目が180度変わった巨大な転換点がある。それは「金属バット殺人事件」だ。
1980年11月、受
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。