ハックルベリーに会いに行く
1994:その5(1,909字)
1994年の若者を象徴するものといえば、まずは「ルーズソックス」である。次に「渋谷」であり、「援助交際」だ。「テレクラ」ブームもあった。いわゆる「女子高生ブーム」だった。渋谷の街をルーズソックスの女子高生たちがポケベル片手に闊歩していた。
1994年に17歳ということは1977年生まれである。小学生の頃にバブル社会だったが、中学になってそれが弾けた。そして高校生になる頃から、経済がおかしくなり始める。
この世代は「ポスト団塊ジュニア」とも呼ばれる。団塊ジュニアの少し後に生まれた世代だ。1975年から1981年生まれくらいを指す。
なぜこの世代の子供たちは「絶望」していたのか? それは、バブル崩壊で経済が落ち込んだということ以上に「学校が完全に崩壊していたこと」が大きい。
日本の学校(教育)には、潮目が180度変わった巨大な転換点がある。それは「金属バット殺人事件」だ。
1980年11月、受
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コメント
コメントを書くそうだったのか
金八先生の第1シリーズは79年開始みたいですね。
>>2
そうなんですね!失礼しました。次回で訂正します。ありがとうございます!
でも80年の第2シリーズはまさに校内暴力を扱った物語だったので、そこは時代とリンクしているかと思えます。
>>4
なるほど!確かにですね。