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今の教育のどこが問題かというと、満7歳の年度から始まる小学校での、生徒同士の関係性の在り方だ。ここで同じ学年全員に対して横並びの教育が始まるため、出遅れると劣等感を味わう羽目になる。
人間は、7歳にもなるともう立派な社会性を身につけているので、横並びの中での自分の順位は本能的に、かつ非常に気になる。この特性を利用して子供たちを勉強に追い込むのが、明治以降に始まった学校教育の最も基本的なスキームだ。
そして、このスキームの中では当然のことながら本当に勉強ができる子以外は誰も幸せになれない。勉強はできないがモノマネだけは上手い子は、ここで「勉強ができるフリ」をし、なんとか急場を凌ぐ。するとモノマネに味を占め、ますます励むようになる。そうして33年後、あえなく「劣化する人」となってしまうのだ。
さらに、勉強ができない上にモノマネもできない子は、ただただ劣等感を募らせて、以降はいじけた人生になって
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