ぼくは以前にIT関連の仕事をしたことがあって、ぼく自身はプログラムを組めるわけではないのだけれど、何人かのプログラマーさんと一緒にお仕事をさせて頂く機会があった。その中で生まれて初めてプログラマーという職業の方と交流させて頂いたのだけれど、彼らはなかなかにユニークで特異な個性の持ち主たちであった。もちろんプログラマーと一口に言っても色々なタイプがいて、必ずしもひとくくりにできるわけではないのだが、共通していたのは好奇心が旺盛で新しい物好きだということだった。そして少々気難しい面がありつつも、基本的にはポジティブで、明日に向かって色々なことを前向きに、精力的に取り組んでいる人が多かった。


そんな中で、特に親しくお話しさせて頂いたTさんというプログラマーがいて、この方もなかなかに個性的で、ご自分の意見や主張というものをはっきりと持っており、ITのみならず世の中に対しても一家言お持ちであった。そんなTさんと、ぼくが転職する折りに話をさせて頂く機会があって、そこでいくつか面白い話が聞けたので、今日はそれについて書いてみようと思う。彼はそこで、新人プログラマーに贈るとも言うべき、プログラマーの心得というものの幾つかを、門外漢のぼくに教えてくれたのだった。

ちなみにTさんの年齢はぼくとほぼ同い年の、もうベテランといえる部類の十年選手だ。そのTさんが、彼の会社の新人の話にかこつけて、プロのプログラマーとして独り立ちするためには、いくつかの条件があるというお話をしてくれた。ぼくはそれをふんふんと興味深くメモをしながら聞いていたのだけれど、後で数えたらちょうど7つになったので、このエントリーのタイトルは「新人プログラマーがプロのプログラマーとして独り立ちするための7つの条件」とさせてもらった。ちなみにこの順番は特に法則があるわけではないそうで、順不同で強いて言えば彼が思いついた順番だということだった。それでも、いの一番に出てきた言葉はやはり重要度が高いだろうと思われるので、そこら辺を汲み取りながら聞いてみるのも面白いかも知れないと思った。