ハックルベリーに会いに行く
ライトノベルの書き方:その14「キャラクターの造形方法」(1,755字)
これはライトノベルに限らない話なのだが、読者が小説のどこに注目するかというと、まずはなんといっても「ストーリー」である。人はほとんどストーリーに注視して小説を読み進める。
だから、その意味ではシチュエーションもキャラクターも、読者の意識には上ってこない。そしてそれゆえ、シチュエーションやキャラクターはストーリー以上にだいじなのである。なぜなら、読者の無意識に訴えかけるため、ストーリー以上にその小説に対する好き嫌いの感情を決定づけるからだ。
今回は、そんなキャラクターの造形方法について見ていきたい。
といっても、小説のキャラクターには、長い歴史の中で決定づけられた型のようなものがある。そこでまずは、その型から見ていく。
それは、主人公の造形についてである。物語の主人公には、基本的に二つの型しかないといわれている。それは「ハムレット型」と「ドン・キホーテ型」だ。
まず「ハムレット型」だが、これ
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