ハックルベリーに会いに行く
技術の進歩によって逆に技術に浸食されないものの価値が高まる時代(1,870字)
「映像」というのは古くて新しいメディアである。このメディアの耐用年数は意外に長い。今後、新しいテクノロジーによって浸食される可能性は少ない。いやむしろ、新しいテクノロジーによってますますその価値を高めるのではないだろうか。
今日は、そのことについて書きたい。
最近、映像についてあれこれと考えている。すると、映像というものの「強さ」をつくづく実感する。
映像は、実はその発明初期から未来を悲観されていた。リュミーエル兄弟は、その新奇性が薄れれば誰にも見向きされなくなると考えた。エジソンは、映像は大勢が映画館で見のではなく、個人がキネトスコープで楽しむ趣味的なものになると考えた。
しかし、そうはならなかった。
映像は発明されてから100年経っても飽きられていないし、映画館にもたくさんの人々が押し寄せている。
この100年の間に、映像産業にはいくつかの転機があった。その中でも最も大きかったのはCG
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