ハックルベリーに会いに行く
差別について(2,061字)
海老名市議が同性愛者を気持ち悪いとTwitterで発言したかどで炎上している。差別の問題を見ていつも思うのは、その難しさだ。思想・信条の自由を前提とすると、「同性愛者を気持ち悪いと思う気持ち」を差別することはできない。それは自由だからだ。だから、差別論者だという理由で彼を社会的に迫害したりしてはいけないのである。
ユダヤ人の弁護士が、ユダヤ人に対する差別思想の自由を全力で守ったという故事があるが、それくらい差別というのは簡単に「矛盾」に突き当たる。そして厄介なところは、ほとんどの人がそれを矛盾と認知していない、気づいていないところだ。だから、差別に反対しながら簡単に差別者に転落するという事態が起きるのである。差別者というのは、いつの世でも、差別以外はむしろ慈悲深い、常識人の間から起こるのである。差別というのは、そういう根深い問題なのだ。「自分は差別などしない!」と息巻いている人物が、一番差
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