結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年10月13日 Vol.446
目次
- こんな学習系動画を視聴したい - 学ぶときの心がけ
- 大学生、丸暗記中心からの脱却方法 - 学ぶときの心がけ
- 日記で広がる大きな目標や夢
- エンジニア1年生、エラーメッセージからの問題解決 - 仕事の心がけ
- 『数学ガール』の執筆と「律」 - 本を書く心がけ
はじめに
結城浩です。
いつもご愛読ありがとうございます。
結城浩のサブスタックの話。
先日から開始した「結城浩のサブスタック」という無料企画は、結城の想像を越えて多くの人にご登録いただいています(感謝)。多くの人にご登録いただいたとしても何か大騒ぎが起きるわけではなく、比較的静かに、ひそやかに、淡々と進んでいます。企画の性質上、そうならざるを得ないからです。
私自身はこの企画を通して「メールというもの」や「テキストというもの」を再発見しているような感慨を得ているのですが、まだはっきりとは文章にまとまっていません。もう少ししたらまたこの「結城メルマガ」でもお話ししたいと思います。
文章の可能性はたくさんありますね!
結城浩のサブスタックは「私がふだん考えていることを、あなたにメールで送ります」という企画です。よろしければ、あなたもご登録ください。
◆結城浩のサブスタック
https://hyuki.substack.com/
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『100文字SF』の話。
あるとき「100文字で書かれた短編集」というのはどうだろう(?)と思って検索していました。もちろんそういう発想で書かれた本はすでにたくさんありました。
その検索で見つけたのですが、この本はおもしろかったです。100文字で書かれたSFが200編。『100文字SF』というタイトルも端的でおもしろいですね。
◆北野勇作『100文字SF』
https://www.amazon.co.jp/dp/B089DDF9WF/?tag=hyuki-22
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「単なる○○」の話。
朝の散歩中にふと思い浮かんだこと。
「過度な単純化」は、とても良くないものです。特に、自分の活動や仕事についての「過度な単純化」は危険です。
「過度な単純化」とは、たとえば「しょせん、自分のやってきたことは〇〇に過ぎない。単なる〇〇だ!」のようなセリフのこと。
「過度な単純化」は「雑な単純化」ともいえます。細やかな変化や、個々の事情や、潤いや香りや輝きを無視してしまうからです。
どんなに美しい音楽でも「単なる音だ」と言えますし、どんなに魅力的な絵画でも「単なる絵の具だ」と言えちゃいますね。
自分の活動や仕事について「単なる○○だ!」と言いたくなったときには、少し気分を変えた方がいいかもしれません。
(念のために書いておきますが、以上はたまたま朝の散歩中に思い浮かんだことであって、これに当てはまる具体的な出来事が何かあったわけではありません)
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それでは、今回の結城メルマガを始めます。
どうぞごゆっくりお読みくださいね。
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