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Vol.198 結城浩/開かれた本をめざして/変化を起こす・明日に繋げる/
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Vol.198 結城浩/開かれた本をめざして/変化を起こす・明日に繋げる/

2016-01-12 07:00
    Vol.198 結城浩/開かれた本をめざして/変化を起こす・明日に繋げる/

    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2016年1月12日 Vol.198

    はじめに

    おはようございます。

    これを書いているのは、2016年1月11日の成人の日、 すなわち祝日です。

    祝日にお仕事をするのは悲しいといえば悲しいのですが、 よくよく心の中を探ってみますと、あまり悲しくはありません。

    どうも私は、決まった日に決まったことをする方が、 身体も心も調子がいいようなのです。

     * * *

    台形の話。

    台形の面積を求める公式って、覚えていますか。

    台形というのは、 少なくとも一対の向かい合う二辺が平行になっている四角形のことです。

    台形の面積を求めるには、 「上の辺(上底)と下の辺(下底)を足して高さを掛け、二で割る」 のがふつうです。

    ところでこの上底の長さを0にしてみましょう。 つまり、台形から三角形を作るのですね。 そうして台形の面積を求める公式に当てはめて面積を考えると、 上底が0ですから、 下の辺に高さを掛けて二で割ればいいですよね。

    うん、そうすると「底辺×高さ÷2」になり、 これは三角形の面積を求める公式になるんです!

    そんなことを思いながら、こんな絵を描きました。

     ◆台形の面積と三角形の面積

    2015-12-31_daikei.jpg

    これは当然のことですけれど、 あらためて考えてみるとしみじみ嬉しくなります。

    つまり、台形という図形と、三角形という図形は、 ばらばらに存在しているわけではない。 台形の上底を0にしたような図形が三角形になってるんだ、といえる。 それが嬉しいのです。

    ふつうは、三角形のことを台形だと思う人はいないけれど、 見方を変えれば、三角形は上底を0にした台形だと呼べる。 そう見なすことができる。

    そんな感覚って、楽しくないですか。

     * * *

    教える話。

    高校一年生の @20151201215math さんから、 「数学を他人に教える時に意識しておくべきことって何かありますか?」 というご質問をいただきました。

     ◆数学を他人に教える時に意識しておくべきことって何かありますか?
     https://twitter.com/20151201215math/status/681001301598015488

    こういうのは結城が大好きな質問です! 私は、嬉々としてこんなリプライをしました。

     ----------
     数学に限りませんが、
     相手が理解しているかを考えたり確かめたりすることでしょうかね。
     生徒のいう言葉をよく聞くことも大切です。
     具体的には数学ガールの「僕」の振る舞いでしょうか (^^)
     ----------

    結城はこういうやりとりがすごく好きです。 その内容もさることながら、 自分の答えを読み返すことで、 「自分はふだん何を大切に考えているか」 がよくわかるように思うからです。 私は私に関心があるのです。

    私の「ぱっと答えたリプライ」を読むと、 「教師と生徒の間のコミュニケーションを大切に思っている」 ようすがよくわかります。

    「理解」や「言葉」というキーワードが出ているのも興味深い。 さらにリプライから滑らかに、 自著の宣伝にもつながっていますけれど。

     ◆『数学ガールの誕生』
     http://birth.textfile.org/

     * * *

    note(ノート)の話。

    結城はnote(ノート)というサービスで文章をいくつか公開しています。 この結城メルマガの過去記事からの抜粋もありますし、 ずっと昔に書いたエッセイ風の文章もあります。

     ◆結城浩のnote(ノート)
     https://note.mu/hyuki

    note(ノート)は気軽に有料のテキストを公開できるので、 いろんな可能性を試したがりの私は楽しく利用しています。

    昨年、2015年のnote(ノート)での売上は毎月1500円ずつくらいでした。 毎月十数人が購入やサポートをしてくださる感じですかね。 ありがとうございます。

    結城のnote(ノート)は、

     ・無料のもの
     ・PDFのURLを販売しているもの
     ・ほぼ半分を無料で公開しているもの
     ・全文公開しているけれど最後に「投げ銭」希望のもの

    などで構成しています。「投げ銭」というのは、 「気に入ったら、お金を払ってくれるとうれしいです」 というスタイルですね。

     ◆「投げ銭」スタイル
     https://note.mu/hyuki/m/m2fcf49389ee8

    ダッシュボード(売上一覧やアクセス数が見えるページ)を調べてみると、 文章を更新した頻度が高い月は売上も大きくなっているようです。 まあ、それは当然のことですけれど。

    結城は定期的に過去記事のリンクをツイートしていますが、 そこ経由で読んでくださる方がたいへん多いようです。 これまた当然ですが、定期的な紹介は有効なのですね。

    手軽に有料テキストを公開&販売できるのはいいのですが、 プラットホームとしてのnote(ノート)には不満もあります。 まず、プラットホームの方針らしく、 検索機能が限定的になっていること。 また、ノートの一覧性がよくないこと。 「これまで結城が公開したノート一覧」 というページがないのです。しょうがないので、 結城は手動で一覧ページを作っています。

     ◆結城浩がnote(ノート)に書いたページの一覧
     http://www.hyuki.com/note/

    note(ノート)には、一覧ページがない代わりに「マガジン」 というノートをまとめる機能があります。

     ◆結城浩の「マガジン」
     https://note.mu/hyuki/magazines

    「古今和歌集を読む」というマガジンを作っています。 古今和歌集から親しみやすい歌を選び、文法事項を解説し、 現代語訳を付けるというマガジンです。 もっとも、このマガジンは最近更新していませんね。

     ◆古今和歌集を読む
     https://note.mu/hyuki/m/mfa4fe40c022b

    また2016年も、おもしろい試みができるといいな。

     * * *

    マルチディスプレイの話。

    結城はふだんの仕事をすべてMacBook Air一台でまかなっています。 自宅でもカフェでもこれ一台で書き物やプログラミングを行っています。

    カフェは無理としても、自宅ではマルチディスプレイにしたほうがいいかな…… と思ってもう何年も過ぎています。 周期的に「あ、ディスプレイほしいな」と思うのですが、 何となくやめてしまうのですね。

    先日「ディスプレイほしいな」という気持ちの波がやってきたときに、 「duet」というアプリを利用してみました。 これは手持ちのiPadやiPhoneを使って、Macのサブディスプレイを作るというもの。

     ◆duet
     http://www.duetdisplay.com

    実際にMacBookにiPad miniをつないでみたら、 驚くほどサクっとマルチディスプレイ状態になりました。 「おお!ディスプレイが増えた!」と感動したのですが、 マルチディスプレイに慣れていないせいか、 作業をどう進めていいかわからず、結局使わずじまいとなりました。

    そんなことを書いていたら、 またディスプレイが欲しくなってきました。 やっぱり買おうかなあ……

     * * *

    軽口と言葉遊びの話。

    「足らぬ足らぬは工夫(くふう)が足らぬ」

    これは、上から運用現場への要請。

    「足らぬ足らぬは工夫(こうふ)が足らぬ」

    これは、運用現場から上への反論。

     * * *

    それでは、今週の結城メルマガを始めましょう。

    どうぞ、ごゆっくりお読みください。

    目次

    • はじめに
    • 開かれた本をめざして - 本を書く心がけ
    • 変化を起こす・明日に繋げる - 仕事の心がけ
    • 出題を通して学ぶ - 教えるときの心がけ
    • 数学の本に問題が出てきたら、解答も載っているとうれしいな - 本を書く心がけ
    • おわりに
     
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