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第100回 春のおかしなお便りの数々のウラガワ(1)
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第100回 春のおかしなお便りの数々のウラガワ(1)

2016-04-06 19:45

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第100回 春のおかしなお便りの数々のウラガワ(1)


    ◆もくじ◆

    ・春のおかしなお便りの数々のウラガワ(1)

    ・最近の志麻子さん
     有吉反省会にヒョウ姿でひきつづき出演中
     4/29(金・祝)「オメ★コボシ34」@ロフトプラスワン 開催
     5/15(日)「オメ☆コボシ3」@ロフトプラスワンWEST 開催
     満席になりました→バスツアー「岩井志麻子・徳光正行と行く【オメ☆コボシ】社会科見学」
     「韓流アフタヌーン~岩井志麻子のイイオトコ図鑑」次回は4/15(金)
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    春になると、「ちょっと変なお便り」も、ちらほらと届くもの。
    あるテレビ局のスタッフが岩井さんに手渡してくれた手紙には、
    「自分が声優界の超大物の愛人である」という内容が切々と語られていて……。
     

    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月「「そんなプロもありか」な人達のウラガワ​
    12月「「殺人者」たちから聞いたウラガワ
    2015年1月「「大人の冬休みの日記」なウラガワ
    2月「「大人の冬休みの日記のつづき」なウラガワ
    3月「ベトナム愛人との旧正月のウラガワ
    4月「春の喜怒哀楽のウラガワ
    5月「韓国人夫の失踪届けを出したら……のウラガワ

    6月「ホラー作家まわりの怪異のウラガワ
    7月「異国の夏休みのウラガワ
    8月「そろそろ怖い目に遭う予感のウラガワ
    9月「秋風に謎めく過去のウラガワ
    10月「人生の秋を生きる女達のウラガワ
    11月「「結婚」に振り回される女達のウラガワ
    12月「出版業界の仕打ちのウラガワ」ほか
    2016年1月「会えなかったけど気になる女たちのウラガワ
    2月「接点がないのに気になる人たちのウラガワ
    3月「嘘をつかずにいられない人たちのウラガワ


    ※上記以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ====

     四月になれば、桜便りという言葉が目につくようになる。この地域の開花はいつ頃、この町の桜の名所はどこそこの公園、といった桜に関する情報だ。
     本当に桜の木から手紙をもらうわけではないが、桜便りを目にすると心ときめく。

     とはいうものの、この季節には「木の芽時」という言葉もある。さまざまな植物が芽吹く季節は、実は気温や気候が不安定で急激に変化しやすく、それが人間の心身にも影響することが多いのだ。

     実際、四月が近づくと、ちょっと変な桜便りを受け取ることが増える。私は今どき珍しくSNSをいっさいやってないので、ツイッターでからまれるとかブログに変なメールを送られるとか、それはない。

     現住所も公表してないから、自宅に見知らぬ人から手紙が来ることもない。所属する芸能事務所や、よく出演するテレビ局、本を出した出版社などに送りつけられるのだ。

     今月は、世間に桜便りが届く頃、岩井志麻子に届けられる狂い咲き便り、といった嫌な話をあなたにお届けする。

     ──その手紙は、あるテレビ局のスタッフが手渡してくれた。

     中の手紙を読まなくても、封筒を見ただけで女性からだとわかった。まさにこの季節に相応しい上品な桜模様の封筒の上に、水茎の跡も麗しく、といったクラシックな表現をしたくなる、丁寧できれいな手書きの字があった。

     封筒とおそろいの桜模様の便箋は、全部で七枚もあった。すべて、差出人の女性の半生が綴ってあった。一番肝心な部分であり、最も強調したいのは、

    「私は声優界の超大物に愛され、ずっと愛人をしてきた。結婚はできなかったしもう子どもを持つのも難しいが、女として幸せだ」

     という箇所だった。そして宛名になっている私については、まったくといっていいほど触れられていなかった。最後の最後に付け足すように、

     
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