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第108回 台湾から連れてこられたある女性のウラガワ(3)
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第108回 台湾から連れてこられたある女性のウラガワ(3)

2016-06-25 11:00

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第108回 台湾から連れてこられたある女性のウラガワ(3)


    ◆もくじ◆

    ・台湾から連れてこられたある女性のウラガワ(3)

    ・最近の志麻子さん
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
     7/18(月)「オメ★コボシ35」開催決定!
     ドラマ「侵略!ガルパンダZ」に出演中
     新刊『現代百物語 因果』発売中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    徳光正行さんのお母さんのルーツを取材するうち、家政婦の「ハルさん」のことが気になり始めた岩井さん。
    ハルさんは昔、日本統治下にあった台湾から連れてこられたのだった。
    そんな中ちょうど計画されていた友人との台湾旅行で、あるホステスに出会って……。
    「あの子のお母さんって、日本で殺されてるんですよ」


    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月「「そんなプロもありか」な人達のウラガワ​
    12月「「殺人者」たちから聞いたウラガワ
    2015年1月「「大人の冬休みの日記」なウラガワ
    2月「「大人の冬休みの日記のつづき」なウラガワ
    3月「ベトナム愛人との旧正月のウラガワ
    4月「春の喜怒哀楽のウラガワ
    5月「韓国人夫の失踪届けを出したら……のウラガワ

    6月「ホラー作家まわりの怪異のウラガワ
    7月「異国の夏休みのウラガワ
    8月「そろそろ怖い目に遭う予感のウラガワ
    9月「秋風に謎めく過去のウラガワ
    10月「人生の秋を生きる女達のウラガワ
    11月「「結婚」に振り回される女達のウラガワ
    12月「出版業界の仕打ちのウラガワ」ほか
    2016年1月「会えなかったけど気になる女たちのウラガワ
    2月「接点がないのに気になる人たちのウラガワ
    3月「嘘をつかずにいられない人たちのウラガワ
    4月「春のおかしなお便りの数々のウラガワ
    5月「距離感のおかしい人たちのウラガワ

    ※上記以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ====

     韓国好きで有名な私が、なぜかこのところ台湾に呼ばれている気がする。もともと何度も行っていたが、なんというかそれは普通に好き、という感じだった。

     何かある、と強い予感を抱かされたのは、まずは仲良しのタレント徳光正行くんが、お母さんのルーツがなかなかドラマチックなので書いてほしいといってきたのが発端だ。

     確かに、彼にとって祖母や曾祖母にあたる方達の人生はそれ自体がまさに小説か映画のようだったが、実は最も私が心惹かれたのは血縁関係はない家政婦のハルさんだった。

     数奇な運命のもとに生きたハルさんは、子どもの頃に台湾から連れてこられたのだった。そして私はハルさんのことを考えながら、台湾に行った。

     取材のために急いで決めたのではなく、この旅行はけっこう前から女友達と観光をしたいねと決めていたのだが……。

                        ※

     今回の台湾旅行は、仲良し女友達二人との旅だった。といっても、けっこうみんな年齢は離れている。一人は女性誌の記者で、十歳くらい若い。もう一人は行きつけのゴールデン街のママさんで、こちらは一回り以上も年上だ。

     それでもなぜか気が合って、去年の今頃もこの三人で台湾に行った。一年ぶりの台湾は、変わらずゆったりのんびりした雰囲気でありながら活気もあって、料理もお菓子も日本人好みで陽気もよくて、本当に日本人にとっては居心地のいい国なのよ。

     ハルさんの親戚と今すれ違ったかも、などと思いながら台北の街なかを歩く。

     
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