オンナのウラガワ ~名器大作戦~
第218回 芸事業界の人たちの願いごとのウラガワ(2)
◆もくじ◆
・第218回 芸事業界の人たちの願いごとのウラガワ(2)
・最近の志麻子さん
8/9(金)松原タニシさんとイベント
8/12(月・祝)「オメ★コボシ46」開催
岩井志麻子と行くタイツアー 参加者募集中
角川ホラー文庫より『忌まわ昔』発売中
TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
「岩井志麻子のおんな欲」連載中
カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中
・著者プロフィール
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芸事の世界では、さまざまな「願い」がうずまいている。
欲深いと言ってしまえばそれまでだが、自分という存在をどう扱ってほしいか、思惑が強く深く交差する世界。
若作りをしているが実はそれなりの年の咲良は、二十年ほど前にヒット曲を出した歌手の男性と、SNSを通じて知り合ったが……。
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2014年11月~17年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
2018年1月「命や生きることについて考えたウラガワ」
2月「人はなかなか変わらないのウラガワ」
3月「きれいに卒業できない女たちのウラガワ」
4月「新たな出会いの不気味なウラガワ」
5月「良い季節でも人は病むウラガワ」
6月「『有名な男の女』だった二人のウラガワ」
7月「怪談の季節! ゾッとする実話なウラガワ」
8月「嘘と本当のあわいの怖い話のウラガワ」
9月「大人になりきれない人達のウラガワ」
10月「ベトナム旅行チン道中のウラガワ」
11月「しみじみしんみりな出来事のウラガワ」
12月「来年まで引きずりそうなアノ人のウラガワ」
2019年1月「去年に縁があったあれこれのウラガワ」
2月「台湾で初めて会った人たちのウラガワ」
3月「胸に引っかかる人を思う春のウラガワ」
4月「こういう人いるよねという出会いのウラガワ」
5月「働くということについて考えたウラガワ」
6月「私なりのプロファイリングをしてみたウラガワ」
※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。
2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ/ソウルの新愛人のウラガワ/風俗嬢の順位競争のウラガワ/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ/「大人の夏休みの日記」なウラガワ/その道のプロな男たちのウラガワ
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七月のアイコンはやっぱり七夕なわけだが、意外と「それ知らなかった」といわれることの一つに、本来は笹にぶら下げる短冊に書くお願い事は「芸事に関するもの」というのがある。機織りや書道や踊り、歌にお芝居が上達しますように、というような。
あの人と付き合いたいとか、宝くじ当たりますようにとか、それらは違う神様に祈らなきゃ。というわけで今月は、芸事に関わる人達が星に願いをかける話をテーマにする。
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Wikipediaも自分で書いているし、SNSでもいっさい年齢を明かしてないし、ほのめかしもしていない。さらに自撮り画像は念入りに加工してある。
それでも増見咲良に会った人は、あっ絶対に二十代ではないな、というのは一瞬でわかる。絶対に本人は明かさないが、実は四十を過ぎている。
ただ、咲良は小柄で髪型も服装も若作りして、あどけない表情やしゃべり方をするので、実年齢よりかなり若く見えるのも確かだ。実はけっこう整形もしている。
そんな咲良は関西の音楽系女子大を出て、子ども向け音楽教室の講師などしていた時期もあるが、ずっと歌手を目指していた。いや、歌手でなくても女優でもいい、タレントでもいい、とにかくテレビに出る芸能人になりたい。
現実は商店街や公共施設での無料同然のイベント出演くらいしか舞台には立てず、昔ホステスのバイトをしていたラウンジで月に何度かピアノを弾いたり歌わせてもらっていて、それが唯一の収入だ。とても一人では暮らしていけない。