• このエントリーをはてなブックマークに追加
第295回 歳を取れば大人になれるわけではないウラガワ(1)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

第295回 歳を取れば大人になれるわけではないウラガワ(1)

2021-09-30 20:00

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第295回 歳を取れば大人になれるわけではないウラガワ(1)

    ◆もくじ◆

    ・歳を取れば大人になれるわけではないウラガワ(1)

    ・最近の志麻子さん 
     『プロが解決!オトナLab.』でお悩み募集中
     『でえれえ、やっちもねえ』角川ホラー文庫より発売中
     万年アクリルカレンダー再販中

     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    大人の雰囲気が漂う季節である秋。
    いつしか都会も地方も、若く見られることが自慢や褒められることとなったが、とはいえその加減はなかなか難しい。
    歳をとれば大人になれるわけではないというエピソードをお届け。
    「俺って、熟女も好きなんだよ~」とのたまう中年や初老の男性は……。

    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~19年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ
    2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ
    3月「どこか心残りの別れのウラガワ
    4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ
    5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ
    6月「アマビエ的なものや人のウラガワ
    7月「怖い話をエンタメとして楽しみたいウラガワ
    8月「どこか楽しめる怖い話のウラガワ
    9月「エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ
    10月「いい大人なのに未経験のウラガワ
    11月「まだ猶予があるのかもという気分のウラガワ
    12月「私なりに引っかかる物事のウラガワ
    2021年1月「ゆるく共存していくことを考えさせられるウラガワ
    2月「いつの間にか入り込む怖いもののウラガワ
    3月「もはや共存するしかないあれこれのウラガワ
    4月「変わらぬもの、変わりゆくもののウラガワ
    5月「子どもっぽい大人、大人になっても子どもな人のウラガワ
    6月「ドライになり切れないウェットな物事のウラガワ
    7月「ホラーの夏なので怖い怪談実話なウラガワ
    8月「夏といえばの怖い話・奇妙な話のウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     夏が若者の季節なら、秋は大人の季節の雰囲気が漂っている。

     私なんかまさに人生の秋の真っただ中、もしかしたら晩秋か初冬にさしかかっているかもしれない。自分を若いとはいわないが、幼稚かもしれない、とは思う。

     私が幼い頃は、岡山の田舎町に住んでいたこともあるかもしれないが、歳相応に落ち着いている人が良しとされた。歳より上に見られることは、賢くてしっかりしていると、むしろ自慢にし誉められることだったような。

     いつから、都会も地方も、若く見られることが自慢や誉められることとなった。とはいえその加減はなかなか難しく、あまりに年齢とかけ離れた格好や言動をすれば若作りと笑われ、ときにはイタい勘違いと謗られもする。
     というのをテーマにしてみる九月。全編、登場人物は仮名で、やや脚色もしてある。

                        ※

     ときおり、ざっくり同世代、つまりアラフィフやアラカンの中年や初老の男に、
    「俺って、熟女も好きなんだよ~」
     などといわれるときがある。それは私を口説いているのではなく、軽いリップサービスのつもり、ちょっとしたお愛想や気遣いらしいが。

     いわれて、まぁうれしい、私にもワンチャンあるかしら、とはならんわ。二十代、三十代前半くらいまでの男にいわれたら、それこそご機嫌取りとわかっていても、ちょっとドキッとしたりはするけどな。
    「ちょっと待て。熟女も好きって、あんたもオッサンやんけ」
     同世代の男にいわれたら、ムッとはしないがポカンとしてしまってたんだわ。そんな彼らは、二十代女性と対等に交際できると思い込んでいるのが常だ。
     今夜は合コン、なんてはしゃいでたりするけど、それってパパ活っていうんじゃ、と突っ込みたくなるのは、それこそ大人の女として黙っておいてやるがな。

     最近やっと、彼らの胸の内がわかってきた。こういうこという同世代の男って、マジに自分を若い男だと思い込んでいるのね。
     シンプルな答えであったが、それがわかったときは、けっこう虚を突かれた。
     だから私と同世代、なんなら私より年上なのに、ボクちゃん若いから熟女にも憧れますよ、なんて真顔でいえてしまうのか。

     ちなみにこういうオッサン(と、あえていってしまう)の、職種や年収は様々。
     若作りと財力で、本当に若い女をゲットできるオッサンもいる。ただのそこらのオッサンでしかない見た目と、ここだけは若者並みの薄い財布で、私のようなオバサンとも互いに目を逸らし合うオッサンもいる。

     さて、ぎりぎりとはいえまだ三十代の富士本さんは、私から見れば若い男だ。医者の息子で、本人も医者。イケメンといっても、まったくの冗談やお世辞にはならないくらいの見た目でもある。つまり、モテる要素は揃っている。

     学生時代から彼女は途切れなかったが、今一つ結婚にまでは進まない。というのも、若い金持ちイケメンを自負する彼は、まだ落ち着きたくないのだ。
     彼女達は煮え切らない富士本さんに、「私もいつまでも若くないから」と去っていく。

     そんな冨士本さんが、ある地下アイドルを好きになった。アヤちゃん、まだ十九歳。固定客はついているが、地上波のテレビにはなかなか出られない。

     
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。