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倫獄の事件簿:喧嘩両成敗の限界
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倫獄の事件簿:喧嘩両成敗の限界

2024-01-11 05:00
  • 5
皆さん、またしても事件です。
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こんにちは。倫獄です。
今回は「もしこんな事件が起きたら、法的にはどう解釈されるか」をテーマにお送りしている「倫獄の事件簿」シリーズをお届けします。

さっそく行ってみましょう。

◆◇◆雲形定規 VS 殺意のさすまた◆◇◆



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事例:くられが実験準備をしていたところ、POKAがいたずらでロケット花火を発射し、すぐに逃走した。現場から60メートル離れたところまで逃げたところで、自転車にのったくられが追いつき、仕返しとして雲形定規を振り回したので、POKAは自分の身を守るため殺意のさすまたで応戦した。

現実にあった事件をモデルに薬理怪人っぽく創作したのですが、とんでもない事件ができあがってしまいました(笑)
もちろん、実際はみんな仲良しですのでご安心下さい。

さて、このように両当事者が対立して闘争しているような場面では、ある特定の時点を切り抜くと正当防衛の要件を充たしているように見えることがあります。

たとえば、雲形定規を振り回す暴漢に対して、殺意のさすまたで応戦することは正当防衛の範囲内と判断される可能性が高いでしょう。
しかし、一連の経過を全体的に観察すると、「正当防衛で無罪」という結論に違和感がある場合もあります。

この場合、先に仕掛けたPOKA先生が無罪で本当にいいの?という疑問ですね。

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ブロマガ更新ありがとうございます!
「倫獄の事件簿」シリーズ大好きなので嬉しいです。オマケの余談まで情報量たっぷりで、興味深く読ませていただきました。
また次も楽しみにしております……!

No.1 10ヶ月前

喧嘩両成敗は日本独特のものだったんですね……!!!!
そして雲形定規での攻撃はかなり危険……φ(..)メモメモ

事件簿シリーズは例などが噛み砕かれてるのですごく分かりやすくて嬉しいです!!!!

No.2 10ヶ月前

ガッツ石松の正当防衛が認められたのは、非常に稀なんですね。

No.3 10ヶ月前

事件簿シリーズ大好きです!
「雲形定規を振り回し」「殺意のさすまたで応戦」の字面が強くて笑いましたw

喧嘩両成敗が日本独自の理論ということは初めて知りました。
ということは、海外では喧嘩で2人とも同じくらいボコボコになっていても、処罰されるのは片方だけなんでしょうか。
日本人ゆえか、なんだか腑に落ちない気がします……。

凶悪度合いが「ロケット花火<定規=さすまた」と判断されれば、POKA先生の攻撃は正当防衛になるかもしれないんですね。
くられ先生の立場になったら、「仕掛けてきたあいつが悪いじゃん!」と言いたくなりそうです……。
喧嘩は買わないのが一番ですね。

No.4 10ヶ月前

事件簿シリーズ、わかりやすくてとても楽しいです。
実際におきた事件でも、先生が例を出していただいてわかりやすくなるので勉強になります。
喧嘩両成敗は日本独特だというのを初めて知りました。

No.5 10ヶ月前
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