キャノン作りには流体力学の知識が欠かせません
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皆さんこんにちは。薬理凶室重工作番、Liar Kです。
今回から何回かに分けて「流体力学」の話をしていこうと思います。

なんだか難しそう、と思われるかもしれませんが、蛇口を捻って出てくる水、その水が通っている水道管など、意外に身近なところにも流体力学というものが関係しているのです。
そして「空気」という流体を制御している空気砲「エグゾーストキャノン」にも、この流体力学の知識が欠かせません。

どうですか? 興味が出てきましたか?

では、参りましょう。

◆◇◆「ベルヌーイの定理」とは◆◇◆



さて、今回お話するのは、流体に関しての定理である「ベルヌーイの定理」について。

これは、外から力のかかっていない同一流線上の定常流または渦なしの流れ、もしくはその両方で、理想流体のエネルギーが保存される事を示した定理です。
天才数学一族、ベルヌーイ家の一人、Daniel Bernoulli氏によって1738年に発表されました

……いきなり専門用語が出てきましたね。
わかんないと思うので、用語解説をしましょう。

定常流とは、流体のうち、速度、圧力、密度が時間的に変化しないものを指します。
要するに「ずっと同じように流れてる流体」です。

理想流体とは、粘性がなく、体積が変化しない流体を指します。
非粘性・非圧縮性ということですね。

つまるところ、理想的な状態を想定し、話をややこしくする要素を抜きにして考えた場合に、流体のエネルギーは保存される、と、それが「ベルヌーイの定理」です。

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