アフリカ選手権を除く他の大陸選手権が終わり、オリンピックランキングが出そろって見えてきたものがあります。
※2019年10月24日現在

非常に厳しいものもあれば、現状の調子でいけば確実というものもあります。
何とか全種目で出場枠が欲しいのですが。
では見ていきましょう。
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現時点で5段階に分けるとすれば

1確実

2やや確実

3ボーダー

4ヤバイ

5無理!

で表現したいと思います。
5の無理は、主観的なこともありますから、一つでも上を目指してほしいと思います。


●確実

このままでいけば確実に枠が獲れそうなのが

男子ケイリン 1位 5685pt

女子ケイリン 5位 4075Ppt

男子オムニアム 7位 2925pt

女子オムニアム 6位 3350pt

男子スプリント 8位 3522pt 

●やや確実

当確にちかいのが

女子マディソン 10位、4640pt (ワールドカップで上位そして世界選で上位)

男子チームスプリント 8位 4387.5pt (ワールドカップ3大会上位入賞が必須)


●ボーダー

女子スプリント 15位 2267pt(厳しいが、パワーアップの上積みがワールドカップで発揮できれば)
女子チームパーシュート 11位 4890pt


●ヤバイ



●無理(奇跡が起こればあるかも)

男子チームパーシュート 13位 4820pt 

男子マディソン 23位 2040pt (これは絶望的)

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ではこの見解を解説していきましょう。

●男子

男子ケイリン 
※オリンピックランキングでチームスプリント上位8か国を抜いて7か国に出場権が与えられる

オリンピックランキング1位。オランダが迫ってきているので1位キープは安心できませんが。


男子スプリント
※オリンピックランキングでチームスプリント上位8か国を抜いて7か国に出場権が与えられる。しかしトラック自転車競技で出場権を取っていない大陸があれば、出場権が与えられる。

大幅ランクアップで現在ランキング8位。この調子でワールドカップで上位に食いこんでほしいですね。


男子チームスプリント
※オリンピックランキング上位8か国に出場権が与えられる。この種目で出場権を得られた国はスプリント2枠、ケイリン2枠が与えられる。

ランクインの現在8位。ということは6位以上をキープすればチームスプリントで枠が獲れる。
でも、この後、非常に厳しい戦いが待っていると思います。強豪国が日本よりランキング下位にいるため、これらを抑えて上に立ち続けなければなりません。それができるかどうかにかかってくるでしょう。43秒フラットで行ってほしいですね。できれば42秒台。可能だと思うのですが。


男子オムニアム
※オリンピックランキングでマディソンで出場枠を獲得した国を除き12か国に1枠与えられる。がトラック種目で出場枠を獲得していない大陸があればその大陸に1枠与えられる。

これは、失敗さえしなければ枠取りはできるはず。レースでは色々なことが起きますから。


男子チームパーシュート
※オリンピックランキング上位8か国に出場権が与えられる。この種目で出場権を獲得した国はマディソンの出場権も与えられる。

厳しい。非常に厳しいでしょう。現在オリンピックランキング13 位。ポイントは4820pt8位はスイスで5930pt。得点差1110pt。これをひっくり返していかないと出場は難しい。メダルを獲る覚悟で行かないと世界選終了時に泣くことになるでしょう。

また、点差で考えれば逆転は可能とみられますが、基本タイムが違います。アジア選予選の41秒ではひっくり返すことはまず無理でしょう。少なくともコンスタントに355秒台以上が必要になってくると思います。

しかし、出場した時に強国がいなければ上にくることができるのでそのあたりの戦力も必要になってくると思います。


男子マディソン
※オリンピックランキングでチームパーシュートで出場枠をとった8か国を除いた上位8か国に出場権が与えられる。この8か国にはオムニアムの出場権も与えられる。

無理です。何をどうあがいてもこの種目で出場権を獲るのは無理。現在オリンピックランキング23位、2040pt。最低でも16位までに入らないとですが、16位のベラルーシで3650pt。ワールドカップで優勝すれば1000ptになりますがこれを3回して3000pt。世界選で優勝すればダブルポイントで2800pt。合計5800ptになりますが、今のポイントに足して6760pt。今の1位はデンマークで7620pt。現実的ではありませんよね。



●女子

女子ケイリン
※オリンピックランキングでチームスプリント上位8か国を抜いて7か国に出場権が与えられる

これはワールドカップ上位入賞を3大会し、世界選でも上位入賞すれば間違いないと思います。


女子スプリント
※オリンピックランキングでチームスプリント上位8か国を抜いて7か国に出場権が与えられる。しかしトラック自転車競技で出場権を取っていない大陸があれば、出場権が与えられる。

現在15位 2267pt。これはチームスプリントで8か国抜けても7番目で、7位以内入りました。力を100%以上出して上位入賞をして欲しいです。アジア選からパワーアップしてほしいですね。


女子オムニアム
※オリンピックランキングでマディソンで出場枠を獲得した国を除き13か国に1枠与えられる。がトラック種目で出場枠を獲得していない大陸があればその大陸に1枠与えられる。

言うことなしで大丈夫でしょう。現在オリンピックランキング6位、3350pt。トップはオランダの4200pt。まだまだ上に行けると思います。


女子マディソン
※オリンピックランキングでチームパーシュートで出場枠をとった8か国を除いた上位8か国に出場権が与えられる。この8か国にはオムニアムの出場権も与えられる。

瀬戸際で一つでも上のランキングを目指して欲しい。現在ランキング10位、4640pt。トップはデンマークで7600pt。チームパーシュートの8か国が抜ける事を考えると十分に行けるでしょう。アジア選はもう少し上でフィニッシュが欲しかったですね。


女子チームパーシュート
※オリンピックランキング上位8か国に出場権が与えられる。この種目で出場権を獲得した国はマディソンの出場権も与えられる。

日本は現在11位、4890pt。トップはイギリスで8100pt8位の韓国5310ptとの差は420pt.

逆転は十分に可能だと思います。しかし上位入賞は必須。立て直して頑張って欲しいですね。420秒でれば確実なんですが、ヨーロッパ勢が相当強くなっています。きっちり仕上げて頑張ってほしいです。


さて、ワールドカップシーズンに突入します。各国がレベルをアップしてきています。

激戦となる各ワールドカップを戦い抜いて、一つでも多くのオリンピック出場枠獲得に向かってほしいですね。

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