第57回競輪祭 三日目レポート

準決勝3個レースご覧になりました？

10レースの脇本雄太対深谷知広の攻防は思わずおーーーと声がでてしまいました。

11レースは竹内雄作の先行力に感嘆し、12レースはやはり平原康多の力を再認識しました。

で決勝。

どうなるんでしょうね。

グランプリ出場が確定している選手が優勝すると、村上義弘選手のグランプリ出場が確定し(当然本人が優勝すれば確定)、他の選手が優勝するとその選手がグランプリ確定し、村上義弘選手は出場でないことになります。

決勝進出選手でグランプリが確定している選手は武田豊樹選手、平原康多選手、浅井康太選手。

村上義弘選手、渡邉一成選手、村上博幸選手、池田憲昭選手、竹内雄作選手、稲川翔選手は未だ確定はしていません。

なんか時代が変わってきた感じがしますね。

ここから更に時代の進化が加速していくのか気になるところです。

明日の決勝を見ると、村上義弘選手の動向が優勝に大きく左右されそうです。

正直、竹内選手、平原選手の先行力には太刀打ちできないと思います。ライン戦で、博幸選手がブロックしてもパワーで押し切られるでしょう。番手で粘る展開もありそうです。

ただそうなると、村上義弘選手の勝ち目がなくなりそうですが。

じっくり展開を考えて決勝の予想をしてください。

そして車券の購入してくださいね！

で、気になったのがポスター。結構サインがあったりするんですよね。終わってみると。

文字が白、地が赤。

1－3、3－1の裏表はとりあえず押さえておきたいですね(笑)

57回だと5－7ですがね。

若生武則
KEIRIN MAGAZINE

ダッグアウトから

■10レース

●先行した脇本雄太の後ろから、捲って1着の村上義弘

「深谷が浮いた時に、脇本（雄太）休んでくれって思ったけど、かくっとスピードが落ちてしまい、前に踏ませてもらいました。最悪、翔につながるようにと思っていました」

●2着に近畿の3番手かためた稲川翔

「前を信頼して走っただけです。自分が余計なことをして失敗したこともあったので、自分のやるべきことをやろうと思っていました。前の2人がすごかったです！」

●4番手取った池田憲昭が3着で、特別競輪初優出を果たした

「大塚（健一郎）さんにアドバイスをもらったんで、大塚さんのおかげですね。『前々にいろ』って言われたんで、その通りにしようと思いました。いい流れがきましたね。（初優出は）夢みたいです（笑）。練習仲間も見ていてくれたと思います」

●捲り不発の深谷知広

「…力不足でした」

■11レース

●竹内を交わして1着の浅井康太

「前が強いんで、信頼していました。（松岡貴久が）捲ってくるのは見えていたので、あとは新田と一緒にもっていこうと思っていました。このクラスは2、3回もっていっていると他の選手に来られますからね」

●2着に逃げ粘った竹内雄作

「自分の持ち味をしっかり発揮して、決勝に乗れているのでよかったと思います」

●中部3番手をかためた村上博幸が3着入線

「しっかり内しめて、しっかり自分のコースも確保出来たし、自分の役目をしっかり果たして決勝に乗れたことは自信につながりますね。ケガで今年はあまりGIに出れてなかったし、最後に決勝に乗れたことは嬉しいですね！」

●捲り不発の新田祐大

「スピードがあって、あとは自分の力を信じて踏んだんですけど、力があり過ぎて、フレームが負けたというか、2センターで後輪がハネちゃって、それで腰砕けになっちゃいました。山崎（芳仁）さんに申し訳なかったですね」

■12レース

●平原を交わして1着の武田豊樹

「連携が離れたのは反省点ですね。平原君もきつかったと思います。僕も最後は余裕がなくて早めに踏んでしまいました。なんとかワンツーが決まってよかったです」

●連携離れたが、自ら捲って2着の平原康多

「想定外の展開になってしまいました。もう脚がいっぱいです、きつかったですね」

●3着に入った渡邉一成

「脚が溜まりづらくて、行けるところもあったけど行けず、最後、三谷（将太）と踏み合っただけになってしまい、（佐藤）慎太郎さんに申し訳ないことをしました」

●天田裕輝は関東の連携くずれ、原田研太朗の番手にはまるも行き切れず

「展開上ああなってしまったので、…………うん、力不足です。先手を取りたかったですね。でも、動こうと思った結果なので、次につながってくれたらいいなと思います」