弱気―― というと、押し引き判断を
思い浮かべる人も多いと思いますが、必ずしもそうではありません。
リーチ判断もまた然り。テンパイしたが打点はリーチのみ。
ピンズの景色はかなり悪めといった状況下。ダマテンを選択したのだが――
親が僅差の2着目ということであれば、曲げたほうが良かったと思う。
リーチは他家に影響を与える魔法の言葉。みなさんも肝に命じてほしいです。
この半荘まで20半荘以上トップが無かった。「慎重」であることは
決して悪ではありませんが、「弱気」であることに何らメリットは感じないのです。
牌譜
東1局のこの状況、確かに5sは3人に対して無筋で
思わず先切りしたくなりますが、それは「弱気」という悪だと思います。
3pの手応えがそこそこ有り、何より親番と
いうことを考えると、ここは自然に目一杯構えたいところです。
不調時に一番気を付けなく
コメント
コメントを書く一番上のケースですが、天鳳以外の土俵でもリーチが選択肢に入ることはあり得ますか?。それとも天鳳限定での戦略的リーチでしょうか?
いつもありがとうございます
天鳳限定ということはないと思いますよ~
天鳳以外でも、2着目の親が失点や降着を恐れている場面では有効そうですよね。
例えばリーグ戦で特殊なポジションに置かれている人が親だったり、Mリーグの終盤戦でチームのためにラスだけは避けなきゃいけない状況にある人がターゲットだったりとか(笑)。
逆にフリー雀荘のようにトップが偉いルールで、かつ自由に打たれてしまう場合は、このリーチでは牽制しきれない印象がありました。
フリー雀荘だとしても特別に牌姿が良くなるわけではありません。
例えば即リーチを選択した場合、北家はあの牌姿から不要な無筋を打てるでしょうか?東家はあの牌姿からドラを仕掛けることができるでしょうか? もちろんカウンターを喰らうことは天鳳よりも多いでしょうが、マッキーさんの印象よりも良い結果になることは多いはずです。
丁寧な回答ありがとうございます。
そうすると、東家と北家の河に速度感がないということが一番大きいでしょうか?。確かに北家はまだテンパイから遠そうですし、東家は7巡目以降は中張牌のツモ切りが続いているものの、なんとも言えない河だと思います。
とはいえドラと赤が自分から1枚も見えてない中で、景色の悪い愚形で曲げることが有力な選択肢になり得ることが斬新でした。トップが偉いルールなら、トップ目が隙を見せることを傍が一番望んでいるように思えてしまうので、曲げる選択肢はあったとしても実行には及びずらいと感じるからです。
ただし、ここで曲げられる胆力を持っている人は、別の修羅場でも堂々と持ち味を発揮できるという強みがあるように思いました。1局だけの議論にとどまらないところに深みを感じた次第です。
もちろん早そうですとか、テンパイしていそうなど、何らかの情報が出ている場合は判断が変わってくると思います。
僕は麻雀に胆力は関係ないというのが持論です。曲げたほうがマシという知識があれば実行するだけですし、少しでも有利な方を選択することは技術だと思うからです。もしもそれが何らかの理由でできなかったとしたら、単純に技術不足ということだと考えますね。
というわけで、僕が下手だったという反省なのです(>_
天鳳ならではの戦略的リーチに限らないとすると、今回のリーチ優位論は自分には難しかったです。ありがとうございました。