通常なら打7m。しかし男はどうしても3色で決めたかった。だとすると
3色の崩れるテンパイは眼中にない。とすれば打2p、これが悲劇の始まりだった。
よし
は、はんねぇ・・・
望外のテンパイだった。男は打点を重視していた。タンヤオでなければ
打7mとしてテンパイ取らずも考える巡目だが、曲げて9600は捨てがたい。
一列目の最後、男は7mよりマシな中張牌だったら
ここで何待ちでも曲げようと思っていた。ドラだったのはホントに偶然。
良い待ち?この景色でそれがだれだけあるというのか?
先制と打点、既にメリットは十分にあるじゃないか。
当選
トップ目の親番、男はカン7p受けには全く興味がなかった。
だってこれ、どこからどうみても純全帯么九三色でしょ?
こんなつまらん勝負が勝ち牌譜として残ってしまうとね。
男は目に見える景色を重要視していた。「三色?いや、これはソーズの――」
・・・・何だっけ?
男は未練がましくあの時の牌山を開く。