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『Left 4 Dead 2』に登場した「家」をアート作品にした男
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『Left 4 Dead 2』に登場した「家」をアート作品にした男

2013-07-26 00:00
    101130_L4Dhouse.jpg


    今回はめずらしくコンセプトアート編...という美術のお時間です。

    アーティストのロバート・オーヴァーウェッグさんが造られた「」...これが何の家なのか、ゾンビ・シューティングゲームの『Left 4 Dead 2』をプレイしたかたなら気が付かれるかもしれません。しかもこの家、アート展覧会に出品されているんですって。その様子は以下の動画をごらんください。  

    動画はコチラ

    この作品のタイトルは「HOUSE FOR SALE 50.000 sq. ft.」。訳すと、「4650平方メートルの空き家売り出し中」というコトになります。これは木材で組まれたワケでもなく、ブロックを積まれたモノでもありません。しかも、四辺のカベがあるワケでもないという、見せかけだけのトンでも物件

    Valveが開発した、オンライン・シューティングゲームに登場するこのお宅。ロバートさんのコンセプトとしましては、テレビゲームの中に出てくるモノが、いかに現実の世界ではウマく機能しないのか、を表したかったのだそうです。

    そんなの当たり前じゃん! と思いがちですが、それをワザワザこうした作品にするのがアーティストの役目なんですねぇ。 ここでロバートさん直々の説明によりますと...。
    ヴァーチャル・ワールドでは、道も屋根もカベも、同じパターンの繰り返しで埋め尽くされていますよね。仮想世界に建つ家は、硬質なボリュームを持ちあわせておらず、カベは1ピクセルの幅なので、だいたいのカベの後ろに立つと、消えてなくなってしまいます。
    なんだかアーティスティックな説明ですね。映像をみたら判るのですが、家の裏面はプロジェクターによって照射された映像を映し出す巨大スクリーンになっているからなのでしょうか? ともかくスケールのデカい、お見事なアートでしたが、2次元のゾンビが2~3体いても良かったかもしれませんねぇ。  


    HOUSE FOR SALE 50.000 sq. ft. [Shot by Robert]

    Luke Plunkett(原文/岡本玄介)
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