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人が食べられる量の限界や飛行機を食べた男など、ちょっと怖い食べ物の知識
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人が食べられる量の限界や飛行機を食べた男など、ちょっと怖い食べ物の知識

2014-11-29 22:30
    食事 唾液 胃酸 トリビア


    フードファイターたちのお腹はどうなっているか、ますます不思議に思います。 

    これから感謝祭やクリスマス、忘年会にお正月に新年会といった飲み食いに縁のあるイベントがじゃんじゃん訪れる年末年始。しばらくは暴飲暴食が続くかと思いますが、人が食事をするためのメカニズムに注意を向けてみたことはありますでしょうか?


    【大きな画像や動画はこちら】

    今回は、人生をちょっとだけ楽しくするトリビア満載のYouTubeチャンネルVsauce3より、人間の唾液の役割や食べられる量の限界、食べ物ではない物を食べていた奇人の話や食人族の奇病などを紹介するビデオが公開されましたので、一緒に観て勉強してみましょう。

    これから、食事の時にいろいろと考えさせられるかもしれない情報がいくつも出てきますよ。それでは...いただきますッ! 



    ムダ知識がいっぱい飛び出しましたので、まとめてみるとしましょう。


    唾液は食事の時に必要不可欠なものです。人間は1日に2~4パイント(1パイント≒473ml)の唾液を生産します。

    酸っぱいものを見たり食べたりしたら、その量は増えますが...その理由は唾液が胃酸の強さを薄め、体内を護る働きがあるためです。唾液はほかにも、パンを食べた時の甘味を増加させてくれたりもします。これはデンプンを糖分に分解してくれるからなのです。

    さらにヒスタチンというタンパク質が含まれており、唾液が傷を癒やす効果をもたらします。ちなみに虫歯は糖分から作られるのではなく、口腔内の細菌が糖分を栄養にして代謝物質を作り出すことが、虫歯に繋がるのです。


    食事 唾液 胃酸 トリビア ヒスタチン

    ハイスタティンズ! 


    タコスのタミーちゃん情報では、味を感じるのは口の中だけでなく、お腹と声帯と食道でも可能。そして胃袋はそれ自体をも消化してしまうので、3日ほどで新しい胃と入れ替わるそうです。

    食べ物をみると食べたくなってしまうのは、胃が作り出すグレリン(成長ホルモン分泌促進ホルモン)によるもの。そのせいでタミーちゃんはジェイクさんの餌食に...!!


    食事 唾液 胃酸 トリビア グレリン

    グレリン分泌中


    胃袋が食べたものをどうやって消化しているのかは、1822年にウィリアム・ボウモント博士が調べるまで謎とされてきました

    事故で腹部を撃たれた青年の胃袋に空いた穴が、たまたま閉じないまま生き長らえたため、胃酸をサンプルとして取り出したり、食べ物などを出し入れして消化の様子を観察。そこで食べ物の消化というのは化学反応によるものだと判明したのです。

    食事 唾液 胃酸 トリビア ボウモント

    穴が開いても胃~感じ? 


    私たちの胃袋は3~4リットル分の食べた物を保持するすることが可能です。それ以上食べようとすると、身体は食べたものを吐き出させようとします。ですが食べ過ぎで死ぬことなんて、起こり得るのでしょうか? 答えは「イエス」

    炭酸水素ナトリウムを大量に摂取すると、膨張して爆発してしまうのです。重曹またはアルカセルツァーを大量に摂取すると、胃酸と溶け合う過程でガスを大量発生させ、胃袋が破裂してしまうのです。もしも重曹とお酢をジップロックの袋に入れたら、この現象が起きるでしょう。

    しかし世界には大食いで有名な人たちもいます。たとえば、1790年代にフランスに立ち向かう連合のペルシャ軍に所属していた男性チャールズ・ドーメリーさんは、1日で4.5キロの牛肉を生で、そして1.8キロの牛の乳房を生で、さらに1キロのロウソク(!?)に加えてビールを大瓶で3本食べ/飲みきったと言うのです。

    しかもドーメリーさんはフランス軍の食事のほうが量が多かったのが理由で、最後は敵軍に加入してしまったのだそうです。


    食事 唾液 胃酸 トリビア ドーメリー

    いろいろとおかしい


    現代人の大食いでも、牛の脳ミソを15分間で8.16キログラム食べた日本のフードファイター、小林尊さんが有名です。

    上記ふたりだけでなく、世界には「Pica(異食症)」という変わった症状が存在し、その人たちはたとえば土や金属、チョークなどを食べるのです。フランスのミシェル・ロティートさんは約6.8キログラムの自転車や棺桶、そして2年かけて飛行機(セスナ-150型)を食べた人としても有名です。


    食事 唾液 胃酸 トリビア ロティートsmall>別名:ミスター完食


    さすがに人間を食べることはなかったロティートさんですが、パプア・ニューギニアのとある部族間で発生した脳の伝染病でクールー病というのがあります。これは人間の脳ミソを食べた場合しか伝染しない神経系の病気で、その部族には葬儀中の死体を親族が食べるという食人習慣により発生したものなのです。


    食事 唾液 胃酸 トリビア クールー病

    きっと来る


    ちなみに先ほど出てきたチャールズ・ドーメリーさんは、あまりの空腹によって平常心を失ってしまい、海戦で爆破された水兵仲間のをも食べたのだそうです。

    最後に、人間は消化が出来る「食べ物」を食して、唾液を出して胃酸で溶かして生きています。なので食べられないものは食べてはいけませんよ! と締められています。

    ということで、「食」に関して興味深いトリビアが山盛りでしたが、とりあえず私たちは、年末年始は美味しいものをホドホドにしましょう。


    写真:Strange Feed

    "How Much Can You Eat?" And Other Mildly Frightening Food Facts[Kotaku]

    岡本玄介

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    RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2014/11/how-much-can-you-eat-and-other-mildly-frightening-food.html
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