七草粥の朝餉とともに妻の仕事と娘の保育園も再開した。ひと足先に仕事始めを終えていた僕にとっても本格的な一年の始まりである。それにしてもこの正月休みはどこにも行かなかった。粥を食べて、近所の温泉に浸かり、浜を散歩する以外は、眠れるだけ眠って体調を整えているだけで気がついたら終わっていた。七草粥というより七日粥みたいな年始めだった。