強い陽射し。潮の匂い。ゆるやかな小径をビーサンで駆け下りた娘は砂浜に降りた途端裸足になった。ぼくもスニーカーを脱いで裸足になる。ほんのりあたたかい砂に太陽の温もりを感じながら、砂を巻き上げないようゆっくりと歩き出す。すぐに背中が汗ばんできてパーカーを脱ぐ。娘はとっくにTシャツ一枚になって波打ち際で波と戯れていた。
草の根広告社
「夏の予感」
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